英検を受験しようと考えたとき、
「従来型(紙の試験)」と「S-CBT(コンピューター試験)」のどちらを選べばよいか迷わ
れる方はとても多いです。
どちらも同じ英検資格として認定されるため、優劣があるわけではありません。
しかし、試験形式との相性によって合否が左右されることは十分にあります。
この記事では、それぞれの違いと向いているタイプ、そして後悔しない選び方を分か
りやすく解説します。
英検の「従来型」と「S-CBT」の違いとは
まずは基本的な違いを整理しましょう。
1.試験形式の違い(紙 vs コンピューター)
従来型は紙の問題用紙とマークシートで解答します。
一方、S-CBTはパソコン画面上で解答し、スピーキングも録音形式で行われます。
2.実施回数と受験のしやすさ
従来型は年3回のみの実施ですが、
S-CBTはほぼ毎週実施されており、受験のチャンスが多いのが特徴です。
3.スピーキング試験の形式の違い
従来型は二次試験として面接官との対面形式。
S-CBTはコンピューターに向かって話し、音声を録音する形式です。

従来型(紙の試験)が向いている人
1.紙のほうが読みやすい方
長文を俯瞰して読みたい方には、紙のほうが圧倒的に有利です。
2.試験らしい環境で集中できる方
一斉に行われる試験会場の緊張感が、集中力を高めるタイプの方に向いています。
3.対面の面接を経験したい方
実際のコミュニケーション力を試したい方や、将来英語を使う予定がある方には大き
なメリットです。

S-CBT(コンピューター試験)が向いている人
1.短期間で合格したい方
受験機会が多いため、何度もチャレンジして合格を狙えます。
2.忙しくスケジュールを柔軟にしたい方
社会人や学生で予定が変わりやすい方にも適しています。
3.面接に苦手意識がある方
録音形式のため、対面よりも心理的なハードルが低く感じられるケースが多いです。

どちらを選ぶべき?目的別おすすめの選び方
迷った場合は、以下を目安にしてください。
⚫︎ 初めて受験する方・実力を測りたい方
→ 従来型がおすすめ
⚫︎ 短期間で合格したい方
→ S-CBTがおすすめ
⚫︎ 面接に強い不安がある方
→ S-CBTで負担を軽減
⚫︎ 将来、英語を実際に使いたい方(仕事・留学など)
→ 従来型で対面力を養う
英検の試験形式で失敗しないための注意点
⭐️「なんとなく」で選ばない
⭐️ 模試や練習で形式に触れておく
⭐️ 自分の強み(読解・スピーキング・本番耐性)を理解する
形式選びも戦略の一つです。
おわりに
英検はどちらの形式でも同じ資格として認定されます。
大切なのは、
「自分が最も力を発揮できる環境を選ぶこと」です。
迷ったときは、「自分に合っているか」という視点で選んでみてください。
学校の試験やクラブ活動、音楽やスポーツなどがんばっていることと両立して英検合格を目指したい方へ。現在のレベルや目標、試験までの期間に応じて、最適な受験形式と学習プランをご提案しています。あなたに合ったペースと方法を一緒に見つけていきましょう。
どうぞお気軽にご相談ください。


宮田あつこ|Atsuko English主宰 英検・TOEIC専門講師。指導歴23年。大学講師としての経験を持ち、これまでに英検合格者・TOEICスコアアップ者を多数輩出。試験対策にとどまらず、「自信につながる英語力」を育てることを大切にしている。続けられる学習設計と丁寧な伴走指導で、「安心して続けられる」と支持を得ている。著書『英語はもっとやさしく・短く話そう 1分英会話のすすめ』(語研)

