英語が久しぶりでもTOEIC600点は本当に目指せるのか
「英語は何年も勉強していない」「文法も単語も抜けている気がする」
Atsuko Englishには、こうした状態からスタートされる方が多くいらっしゃいます。結論から言うと、TOEIC600点は決して簡単ではありません。しかし同時に、正しい方法で努力を積み重ねれば、必ず届くスコアでもあります。重要なのは、現状や英語歴、センスや環境などではなく、「何を、どの順番で、どれだけ続けるか」です。600点は「楽」ではないが「再現性のある目標」です。TOEIC600点は、・英語が自然に話せる・ネイティブと自由に会話できるといったレベルではありません。一方で、上記の英語力に必要となる基礎英語をTOEIC形式で正確に処理できる力が求められます。つまり、やるべきことは明確正しい方向で積み上げれば結果が出るという、再現性の高い目標なのです。

TOEIC600点を目指すための全体戦略
久しぶりの英語学習でやってしまいがちなのが、「とにかく全部やろうとする」ことです。
Atsuko Englishでは、次の考え方を大切にしています。
★まずは取れる問題を確実に取る
★分からない問題を減らすより、分かる問題を増やす
★完璧を目指さず、合格ラインを超える
この前提をもとに、具体的な勉強法を見ていきましょう。
必ずするべき勉強法5つ
その1|中学英文法を「理解」ではなく「判断できる」状態にする
TOEIC600点に必要な文法は、ほぼ中学英語です。ただし、「分かっているつもり」と「使える」は全く別です。
「主語」はどれか
「動詞」はどれか
「時制」は今か過去か
これらを考え込まずに無意識レベルで判断できる状態を目指します。地味で時間がかかりますが、ここを避けて600点に届くことはありません。

その2| TOEIC頻出単語を音と意味で定着させる
単語学習も、短期間では成果が出にくい部分です。それでも避けて通れません。
Atsuko Englishでは
★TOEICで本当に必要な単語に絞る
★発音を必ず確認するという方法を取る
覚えた単語がリスニングでも反応できるようになるまで、繰り返しが必要です。

その3|得点につながりやすいパートから取り組む
すべてのパートを同時に伸ばそうとすると、学習が分散します。
まずは、リスニングの短文問題である
Part1(写真問題)とPart2(応答問題)
リーディングの語彙文法問題であるPart5(短文穴埋め)など、
努力が点数に反映されやすいパートから固めます。
「解ける実感」が出てくることで、継続しやすくなります。

その4| 少しずつでも継続できる学習設計をする
600点に到達するまでには、ある程度の学習期間が必要です。
だからこそ、毎日1〜2時間やろうとしない15〜30分でも続けられる形を作ることが重要です。
英語は、短距離走ではなく中距離走です。
その5|復習を前提にした学習サイクルを作る
問題を解いて終わり、では力は定着しません。なぜ間違えたのか、次に同じ問題が出たらどう考えるか、を確認することで、初めて「使える力」になります。復習は遠回りに見えて、実は最短ルートです。
してはいけない勉強法5つ

その1|レベルが合っていない教材を使う
TOEICの問題構成の特徴のひとつが、全レベルの受験者が全員同じ試験問題で受験するということです。例えば英検だと級ごとに問題が違います。受験者の目標級に合った問題だけが出題されます。一方TOEICは初級者から上級者まで全員が同じ問題を解きます。いろいろなレベルの問題が混在しているのです。ですから、TOEIC教材の一つである公式問題集は実践練習には必要ですが、自分の目標レベルの問題以上のものも同時に解くことになっているということなのです。
解決策:
基礎学習には目標スコアでレベル分けされた教材を使いましょう。
難しすぎる教材は、理解が追いつかず挫折につながります。
「今の自分に合っているか」を基準に選ぶことが大切です。
その2|単語を「見て終わり」にする
眺めて分かった気になるだけでは、本番で使えません。
「思い出す」「聞いて反応する」段階まで必要です
解決策:
単語は目からの情報としてだけでなく、音を流して聞く(耳)、口に出して言う(口と耳)、紙に書く(手)、といったように体で覚えましょう。
五感を通して記憶したものは忘れても思い出しやすい、またそもそも体が覚えていることもあり記憶に残りやすいです。
そして、定期的に覚えた単語に戻って記憶のチェックをするようにしましょう。
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リスニングを何となく聞き続ける
聞き流しだけでは、音は聞き取れるようになりません。
生活の中で英語の音がある生活は英語との距離も近くなりとてもいいと思いますが、聞き流しだけでリスニングが飛躍的に聞けるようになったということはなかなか難しいのが現状です。
解決策:
短くても、内容を確認する時間を必ず取りましょう。
そしてできれば音読しましょう。自分の英語の発音に自信がないと自分ひとりで音読することに不安を感じる方は、まずは5分くらいでいいので、スクリプトで英文も見ながらゆっくりシャドウイングをしましょう。
スクリプトを用意して、リスニングをかけて、できるだけ聞こえた音声をコピーして言ってみましょう。ネイティブと同じように英語を言ってみながら気分良く楽しんでやっているとわりとあっという間に5分ぐらいになりますよ。
その4|気合いだけで学習時間を確保しようとする
最初に頑張りすぎると、続きません。
無理のないペース設定が、結果的に合格への近道です。
その5| 不安を放置したまま一人で続ける
「これで合っているのか分からない」この状態が続くと、学習は止まります。
迷ったときに軌道修正できる環境を持つことも、立派な戦略です
まとめ|努力が結果に結びつく学習を選ぶことが600点への近道
TOEIC600点は、楽に取れるスコアではありません。しかし、正しい順番で必要なことに集中し継続できる形で努力すれば必ず到達できる現実的な目標です。
Atsuko Englishでは、「頑張る人が、正しく報われる学習」を大切にしています。久しぶりの英語に不安がある方こそ、一人で抱え込まず、正しい道筋で一歩ずつ進んでいきましょう。

宮田あつこ|Atsuko English主宰 英検・TOEIC専門講師。指導歴23年。大学講師としての経験を持ち、これまでに英検合格者・TOEICスコアアップ者を多数輩出。試験対策にとどまらず、「自信につながる英語力」を育てることを大切にしている。続けられる学習設計と丁寧な伴走指導で、「安心して続けられる」と支持を得ている。著書『英語はもっとやさしく・短く話そう 1分英会話のすすめ』(語研)


